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西尾 軍治; 鈴木 元衛; 高田 準一; 塚本 導雄; 小池 忠雄
Proc. of the CSNI Specialist Meeting on Safety and Risk Assessment in Fuel Cycle Facilities, p.205 - 221, 1991/00
再処理施設の火災・爆発時におけるセル換気系の安全性を評価するために、大型装置を用いて3種類の実証試験を行った。ボイルオーバー燃焼試験では、火災末期に発生する急激燃焼規模が、その燃焼表面積とセル内の酸素の関係で規定されることを見出した。穏やかな爆発試験では、固体ロケット火薬をセル内で燃焼させてセルやダクトから成るセル換気系を伝播する圧力、温度、流量の抑制効果を調べた。排風機健全性試験では、蓄圧タンクから噴出した空気を排風機に吹きこみ、過渡応答特性を調べた。
奥野 浩; 小室 雄一; 内藤 俶孝
Proc. of the CSNI Specialist Meeting on Safety and Risk Assessment in Fuel Cycle Facilities, p.103 - 109, 1991/00
日本原子力研究所では1988年に科学技術庁によって発行された日本初の臨界安全ハンドブックの改訂及び補追作業を行っている。この作業は仁科教授を主査とする作業グループの意見を反映する形で行われている。改訂版では反応度効果をより精細に取扱い、化学プロセスデータや事故評価データを加える予定である。改訂版に含まれる予定の2つの項目-燃料粒径の効果及び部分反射体の効果についてこの論文では述べる。
野村 靖
Proc. of the CSNI Specialist Meeting on Safety and Risk Assessment in Fuel Cycle Facilities, p.414 - 426, 1991/00
再処理施設の高レベル廃液タンクの冷却能喪失事故を取り上げ、事故シナリオの想定、フォールトツリーの構築及びその解析を通して、従来この種の解析で問題となる「シナリオの紛失」、「混同したシナリオ」を除くことのできるひとつの方法を示した。解析に用いたモデルプラントの故障率などの基礎データ及び解析コードFTLは、ドイツのNUKEM社から導入したものである。また、モデルプラントについて想定される事故シナリオに対するフォールトツリー解析結果による事故発生確率を評価し、システム信頼性向上のためのひとつの設計改良案を示すと共に、高レベル廃液タンク冷却能喪失事故が設計基準事象として選定されるための要件、すなわち事故発生頻度及び事故影響の大きさについて考察した。